FeliCaの仕組みと開発事例

FeliCaはRFIDの技術を使ったICタグの名前で、Suicaなどに使われています。

ICOCAもですが名前にicが入っていて、これがこだわりなのでしょう。

この技術は本来、タッチして読み取るといった範囲のものではないのですが、上手く落とし込む事でこれだけ普及しました。

遠距離でも読み書き出来る機能があったとしても確かに、1%でもエラーが出るなら使い物にならないからです。

逆に考えると離れていても読み取れる性能のものを、あえて乗客にタッチさせることでほぼ100%の確度にしたというのはいわゆる運用でカバーする方法の最たるものでしょう。

距離はアンテナの大きさとリーダーから出る電波の強さに依存するので、設計時に調整は可能なのです。

機能を十分に使うとしたら、遠距離かつ読み込みだけでなく書き込みを行い、さらに複数枚同時にそれを行うことがFeliCaには可能です。

別に公共交通機関で使う縛りはないので、アイデアがあればエンタメでもゲームにでも使えます。

まずは実験から始めたいと考える会社は、株式会社イーガルドのネットショップを使ってキットなどを購入してみましょう。

タグは特にたくさんの種類があるので、作りたいシステム、貼り付けたい対象にあわせてちょうどいいサイズを選ぶ事が重要です。

タグに内蔵されているアンテナの大きさも読み取りの飛距離に影響するので、それを把握した上でシステムを設計すると良いかもしれません。